まずはこれを見てくれ。
 1500円×5冊=7500円。
 後キスメのラバーキーホルダーとか何故か購入。
 1巻、楽天で注文・届くのが遅かったから普通の書店・メイトのスター特典
 2巻、とらのルナ特典・メイトの霊夢サニー特典
 CDとかの問題で保存用が欲しくなるのが東方クオリティ。
 ですが、それでも三月精には頑張って欲しいと思うのですよ。
 初期の頃から応援してきた漫画ですし、なんだかんだで東方の中でも初心者にオススメです。

 「手に入れにくくなった過去の曲の再録」という事で、サニールチルフレクション・夜だから眠れない・妖精燦々としての三曲+新曲「可愛い大戦争のリフレーン」付きです。
 あとがきの比良坂さんのコメントを見てると、2巻の頃から自分の形が見えてきたと仰られていますが実際この頃からいい具合に面白くなってきます。
 ZUN氏の蘊蓄、略してZUN蓄も見逃せないポイント。
 それにしてもサニービーム吹いた。

 前置きが長くなりましたが、番外編感想いきます。
 地下鉄の中で思わず吹いた。やっぱいいなぁ、この漫画。
 三月精のテーマ曲を聞きながら、缶コーヒー(W○NDAのモーニングショット)でも呑みつつのんびり楽しむ午後のひととき。

 <特別編>
 
 妖精大戦争

 出演◆チルノ/サニーミルク/ルナチャイルド/スターサファイア


 なんかの映画ですかね。
 ちなみに単行本最初のカラーページにアニメ塗り基調の扉絵もあります。
 初期の三月精紹介漫画も再録。あー、懐かしいなぁ。

 という事で「可愛い大戦争のリフレーン」を聞きながら本編へ。
 なんだよ、このEX道中曲もしくは終盤ステージ道中曲。
 三月精の曲の中でも激しいテンポの曲です。
 もう黄昏酒場みたいな感じで、難易度の低いEXとか作ればいいのに。
 ちなみに一応解説しとくと、黄昏酒場とはZUN氏を始めとした愉快な飲兵衛軍団が作った酒けSTG。
 フリゲ。東方だとハード〜ルナくらいの難易度。

 前置きはともかく正月ですよ。
 珍しく巫女らしい仕事をした霊夢を妨害した直後ですね。差し金は魔理沙だったけど。

<甘いわ! もらった!

<わっ…

 しょっぱなから家の中で羽子板をやるスターとルナ。
 スターさんノリノリです。
 彼女はこの頃から久々にはっちゃけ始めてますね。

 一方、サニーはなんかやってた。
 それは書き初めだった。

 「今年こそは」

<玉言(ぎょくげん)でしょ

 という事でスターは「おつきみ」。ルナは「おつけもの」と書いたようです。
 何か知らんけど、☆マークで「おつきみ」で三日月マークで「おつけもの」だからそうなんでしょう。
 しかし、あんたら平仮名は描けたのね。

<(でろ〜ん) でさぁ。今年こそはやろうと思う訳

 ま た で ろ 〜 ん か !
 本誌で酒呑まない分、単行本で酒呑んでるよなぁ。
 でもコンプエ自体、18禁ゲームのコミカライズが多いから別に酒呑んでもいい気がするんだけどなぁ。

 サニーがやろうとしてるのは異変だった。
 今から計画立てちゃおうよと提案するスターだったが、来月からでも遅くは無いわとか言いだすサニー。
 ダメだ、こいつら。早く何とかしないと……。

<「一日の計は朝にあり。一年の計は元旦にあり」。最初に計画を立てなきゃ絶対に成就しないわよ?

 <……

 お、今スターがいい事を言った。
 どことなくZUN節だぜ。難しい言葉だから。

<またまたぁ

<元旦から一年間の計画立ててる奴なんて見たこと無いわよ

<……それもそうね。

 ですよねー。
 年始くらいはゆっくりしていってね!
 とりあえず呑めや呑め。

 次の日

<!?

 八重歯を晒しながら目覚めるサニー。

<ぷぎゃ!

 m9(^Д^)プギャー

 ずっこけて下着姿のペドい姿を晒しながらもサニーは良い初夢を見たようだった。
 ロリババア萌えの紳士にマジオススメ漫画。それが東方三月精。

<見た見た「妖精大戦争」よ! 一年の計は元旦にあるわ!

 適当に森の地図を出すサニー。湖の近くなのね。
 「アリスさん」「まりさ」の扱いの差に吹いた。

<いつもは自分勝手な妖精たちがひとつの敵に向かって一致団結して大きな戦争を起こすのよ

<……へー。映画の話?

 映画知ってるのね。
 まあ白黒フィルムとかはもはや幻想入りしてそうだけど。

 しかし妖精たちが一致団結と言っても、みんな言うこと聞かないのだ。
 人を思い通りに扱いたかったらそこはアレしかない。

<力でねじ伏せるのよ。偉い人はそうやって人を操ってきたのよ。うおー

 一方、その頃。
 湖にある謎のかまくら。

<冬は退屈だなぁ。何にもしなくても周りは凍ってるし……

 そう、チルノ家=かまくらだったのだ!
 「ひま。」と書かれた紙を張って氷でできた枕に寝転がるH・バカ。
 チルノも平仮名は描けたのね。

 チルノは湖を凍らす「御身渡り」を今年こそは実行しようとする。
 そう、湖全面を凍らせる位の大きな事を成し遂げて吃驚させようとするのだ。
 何日かかるか分からないが、チルノも異変を起こしたがっていた。

<よーし! やるぞー! うおー

 そしてかまくらを去るチルノ。
 チルノがかまくらに住んでるってのは、なんか面白い設定ですねぇ。
 実にチルノっぽいし。

 そのかまくらはというと……。

 ドカッ ぐしゃ

 木から落ちてきた大雪でぶっ壊れました。
 チルノがその辺を考えて家を建ててるとは思えません。
 まあ、チルノだし。

 タッ

 大雪に潰されてぶっ壊れたチルノ家に現れる三匹。
 氷の妖精に力を見せつけに来たのだが、留守だったようだ。
 だが、そのバカは腐っても紅魔郷2面のボスなんですけどね。
 油断してるとピチュる程度には強いです。パーフェクトフリーズの事故率は侮れません。

 それはともかく。
 取り敢えずスターの提案で、彼女達がやったって旗を立てて帰る事に。
 それから後。

<へっちゃら〜♪ 湖だっていつかは凍り付くから〜♪ へっちゃら〜♪

 三月精はやたら歌が出てきますが、これらはZUN氏が考えてるんですかね。
 「おてんば恋娘」に合わせればボーカルとして歌えるか?
 だがチルノを待っていたのは、ぶっ壊れた自宅だった。

<!? 何ぃ!

 「何ぃ!」で、今更やり始めた「東方サッカー」を思い出して吹いた。
 テ○モ版キャ○テン翼は名作って事ですね。
 何ィ! くっ、ガッツがたりない!

 ○ャプ翼はともかくチルノちゃんはというと旗に描かれてた三匹を見て思いだす。

<もしかしてあいつらの仕業かぁ? これは宣戦布告だ! あたいとて氷の妖精! なめられてたまるか! うおおお

 どん

 そして帰ってきた三匹。
 もう、この旗をかざすだけで三匹の言う事を聞かざるを得ない……のかなぁ。
 という事で三妖精家の入り口の雪だるまに立てて本陣にする。

 チルノは雪の中にもぐって隠れつつ様子をうかがう。
 寒くないのか? という突っ込みは無粋ですね。氷の妖精ですし。
 そもそも妖精は死んでも生き返ります。
 某閻魔様のSEKKYOUは誇張入りなのでしょう。
 妖精が死ぬ危険性=環境破壊なんでしょうけど。

 そしてチルノでは大木は崩せないけど、とりあえず宣戦布告しようとしていた。

<よし完成! 氷の矢ーっ!

 なん……だと……!
 この子、やはり最強ね……っ!

 花映塚ショットとかそんな感じ? いや、アレはツララかもしれないけど。
 しかし技術力の無駄遣いである。

 手紙に「せんせんふこく」と書いて、氷の矢を大木に投げつける。
 それを取りに行かされるルナ。
 初期はフェムトファイバーについて解説しそうなくらい意味不明な事を口走ってた気もしますが、最近はやられ役が板についてます。
 だが、それがいい。

<ったく何で私が…… うう〜さむっ…

 そしてルナは氷の矢を見つける。

<見てよ、この手紙。宣戦布告だって! もしかしたら妖精の決起を恐れた人間からかもよ

<早いわねぇ

 「せんせんふこく」って描いてますもんね。
 花映塚EDのチルノは頭を使ってるんですよ! あたいバカじゃないもん!

 そして手紙の中にはこんな感じ。

 「おまえらやっつけ(以後読めない)」
 なんでしょ、「る」なんでしょうか。
 でも逆になってて読めません。
 小学校ではよくあること。

 そして誰からの手紙か書かれてません。

<ついに私たちが妖怪退治の対象として認められたのね!


 ついに他の妖怪と同様に霊夢たちと戦えると大喜びの三妖精
 毎日のように弾幕の練習や降り続く雪をかわす練習などした

 ウホッ、いい修行シーン。
 その修行が実ってサニーは紫の光弾を跳ね返せたんですね。
 まあ光弾しか跳ね返せなかったけど。


 手紙の主が攻めてくるのを待ち望んでいたが、なかなか音沙汰無い。
 気が付いたら雪が溶け、森は一斉に芽吹き、暖かい季節になっていた。

 なん……だと……?

 それから雪が解けても湖には新生チルノ家(かまくら)があった。
 シュールな光景です。
 ていうか人間でも妖精の住処を見つけようと思えば見つけられるんじゃね?
 基本、妖精はそこまで害になる存在じゃないし自然だから壊さない方がいいという考えもありそうだけど。

 一方、チルノはというと。

<あー…もうこんなに暖かくなっちゃ湖なんて凍らないよぉ

 三妖精に宣戦布告をした後、湖を凍らせる計画を思い出し、
 戦闘を仕掛けるのはまず先に湖を凍らせてからと思い直した。

 だが湖の一部を凍らせても次の日には凍った部分は小さくなってしまう。
 毎日少しずつ凍らせても天気の良い日には殆ど無くなってしまった。

 そのうち宣戦布告したことを忘れてしまっていた。

<うーん…湖を凍らせたら何かしようとしていたような気がするんだけどなぁ……


 なんという湖の頭脳。
 これがチルノクオリティなのか。
 こいつ……やはり(9)……っ!

 ていうか天気の良い日に凍らせきれないって、おひさまに氷は勝てないって事なんじゃ…。

 そしてチルノは家の中で寝転がって、三匹の旗を思い出す。

<そうだ! 思い出した! 湖なんて凍らしてる場合じゃない!

 ピキューン!
 サガシリーズみたいな電球ひらめき。

<よーし、あいつらに教えてやろう! 妖精最強が誰なのかを
    吹雪よりも過酷な弾幕を撃ち、舞い散る桜をも避けるーーー
    この、あたいがね!

 ドン

 なん……だと……

 大した最強だ……

[:quote:]
 チルノは桜が咲く頃、三妖精に攻撃を仕掛けることにした。
 その戦いは後に(主にからかいの意味で)妖精大戦争と呼ばれ、人間や妖怪たちの酒の肴にされるのだがそれはまた別の話。

 つづく……のか?
[/:quote:]


 <雑感>

 多分、続きは書かれないんじゃないかな〜。

 でも三妖精はいい加減ゲームに出してあげてもいい気がする。
 今回、頑張って修行始めたんだし。
 そして「東方三月精 大往生」へ。

 <死 ぬ が よ い

 こんな感じで霊夢や魔理沙さんにボコされると。
 それから「東方三月精 大復活」へと続くと。

 最近は実戦向け設定もちらほらあるので、出てきてくれると嬉しいんですけどね。1ボスあたりで。


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