という事で番外編もレビュー。
 紅魔郷・妖々夢・永夜抄の三部作ですね。

<ひっく。……だからさぁ。いくら自由が売りの妖精だからって今年もこのままじゃ駄目だと思うんよ(でろ〜ん)

<よく言ったサニー。ダテに妖精やってないなぁ(でろ〜ん)

 しょっぱなから呑みまくる三匹。
 でもロリに見えて長寿だから大丈夫。ロリババア。



 そういや去年は幻想郷全体が紅い霧に包まれました。

<あの時は日光の妖精として不甲斐なかったわ

 長い間、晴れなかったしねぇ。

<梅雨だってそれ位張れないし、長雨だと思えば大したことないじゃないの。

 地味に大した事がない事にされた紅魔郷。
 まあお嬢様がスペカやりたくて起こしたような異変だったみたいだし。
 求聞史紀とかは誇張されてたんですかね。

 スターの熱燗をもらって、巫女がどうこうって話へ。

<私達妖精が動いても、巫女は動いてくれないじゃない

 そして眠り込む飲兵衛の妖精。


 ……という夢だったのさ。
 今度は夏の日に木の上でビールと焼き鳥でパーティをやる。



 今年は異様に冬が長いと思ったけど、やっぱり妖怪か何かの仕業でした。

<まあ何にせよ解決して良かったじゃない。あのまま冬が続いていたらこうして呑んでばかりいられいし

 だそうです。
 まあサニーも「巫女が動いてたから気づけた」というレベルらしいので、実はたいしたことなかったのかもしれません。
 スターの追加オーダーで終了。


 ……という夢だったのさ。

 畑泥棒をした三妖精。
 柿はお酒を呑んだ時には良いのですよ。
 ルナだけが異変に気付いていた永い夜。

  
 いつもの何倍も永い夜。何時間経っても夜が終わらなかった。
 でもサニーとスターは寝てて気付かなかったそうな。

 つーか、それ起こしたのって永遠亭じゃなくて主人公側のような気が……
 いや永琳の早とちりのせいなんですけどね。
 一応、月の使者と戦って逃げるのもアレなんで……というのが大本だったはずですが、その月の使者姉妹は「八意様には深いお考えがある」「昔のレイセンは地上で兎鍋にされたから仕方ないから捜索を打ち切るしかない」って考えの人だし。

 そしてスターおかわりで夢オチ。


 ……という夢だったのさ。
 花見しながら宴会です。

<やっぱり私達も何かしないと駄目じゃない?

 あちこちの宴会にも参加してるらしいですけどね。

<私達妖精だってやれば出来るってことを見せないと!

<だから何よ

   
 異変よ異変!
 幻想郷全土を揺るがす異変を起こして、私達妖精の地位を最高の物にするのよ!


 な、なんだってー?

<妖精は異変を起こすほ程の力が無いことぐらい承知の上よ!
    でもね、妖精はこの幻想郷のどこにでもいるの。数だけなら人間にも妖怪にも負けない。幽霊にはちょっと怪しいけど。
    全ての異変を見てきたのは私達妖精だけなんだから、その利点を生かせないでどうするのよ!

 LUNATICなら妖精の力も捨てたもんじゃないのよ! 巫女だって破れる事もあるらしいし、ザコ扱いだけど。

<妖精の力が強くなるのも、その場所の影響を大きく受けるからだから……異変が起きているから妖精も強くなるんだけど、
    その力で異変を起こすっていうのは……鶏が先なのか卵が先なのか
    異変が起きている場所では力が強いから、そこで異変を起こす……?

<永久機関ね!

<どちらかというと核融合かな


 後のおくうである。
 こんな所にネタが出てきて吹いた。そういやおくうって最初スター呼ばわりされてたなぁ。今も似てるけど。
 
<確かに、巫女が異変を解決する前に私達がそこに行ってさらに異変を起こす。でもそれには異変が起きそうな兆しを探さないと……。

 だが、酔っ払ったスターは彼岸花を探し出した。
 つーか無縁塚で宴会していいのか?
 そこは身寄りのない人間の遺骨が捨てられる場所ですよ、確か。


 まあ、ともかく季節は巡りました。

<そして季節は巡って−−あれから一年以上経過した。
     あれ程、頻発した異変はなぜかばったりと起きなくなり、それと同時にサニーも異変を起こそうなどと言わなくなっていた。
     結局、異変を自由に起こし巫女がそれを収める。幻想郷の大きなうねりが私達には羨ましかっただけだと思う。
     本当は異変を起こすような力は自然の具現である妖精には無いことは判っていた。
     それでも何故か木が大きくなることがある−−それは何故だろう。

 あんたがヒロインにしか見えないのも何故だろう。
 この独白の後に「おまたせー!」とか言っちゃってるから?

<神社に新しい神様が住み着いたって。山から下りてきた神様らしいけど、巫女も新しい祠を作ったり上手く利用されてるみたいだし……
     これから必ず何かが起こるって。
     幻想郷は妖怪じゃなくて神様の時代になるのよ。

 なりましたね。風神録は勿論、地霊殿も儚月抄も神様バトルでしたね。
 という事で燃料(酒)を持って神社に張り込んでみることにした三妖精でした。


 −−酒一杯にして人、酒を呑み
  酒二杯にして酒、酒を呑み
   酒三杯にして酒、人を呑む

 お酒は呑みすぎると自分を失い気が大きくなってしまうもの。
 お酒も程々にしないと巫女の手で本格的に退治されてしまうかもね。

 −−博麗神主

 ウホッ、いい神主。

 <雑感>

 総集編? ながら「ゲームの雑魚としての妖精」を掘り下げてる作品。
 基本、妖精は異変の時に力を得るらしいですね。
 もしかして、三妖精もがんばれば1ボスか中ボスくらいにはなれるんじゃないかな。
 まあゲームに出るかどうかは難しい所ですが。

 お酒は呑んでも呑まれるな。
 その言葉が身にしみます。
 20歳になってから楽しく呑みましょう。ンフフ。


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